2025.12.03
避難所用パーティション「YUI Panel」
KASHIWA 災害支援への取組み
柏木工は、伝統と技を受け継ぐ飛騨高山の地で木製家具・建装材の製造と販売を通じ、心豊かな暮らしの創造に取り組んでいます。
これまでに、東日本大震災と令和6年能登半島地震では椅子や衣類収納といった義援品を提供し、被災地域の早期復旧のため支援してきました。
近年の災害の多様化により、従来の備蓄や設備だけでは十分な対応が難しい中、避難所運営の課題に着目し、「YUI Panel-ゆいぱねる」を開発しました。本製品は、災害直後から復旧期まで活用できる“備品保管と空間確保を両立する” 避難所用パーティションです。共に助け支えあうための備えとして、ぜひご活用ください。
※飛騨地方における「 結 -ゆい 」
厳しい自然環境の中で古くから育まれてきた相互扶助(共助)の精神、またはその仕組みを指すことばです。

導⼊事例:⾶騨市 ( 古川中学校 / 神岡中学校 / ⼭之村中学校 )
写真:⾶騨市立古川中学校 避難所運営訓練での活⽤⾵景
導⼊に⾄る背景:指定避難所に指定された学校側と運営を任される危機管理課との互いの課題とその課題解決策が⼀致している。
・備品保管スペースの問題
・迅速、且つ安全な避難所設営
・⽣徒への共助への取り組み⽅
※フェーズフリー:「日常」と「非常時」の境界をなくし、普段使っているものが非常時にも役立つようにする防災の考え方です。
⽇常では内装壁、⾮常時はその場で設営
従来の避難所⽤備蓄品は、保管場所の確保や複数拠点での管理が課題でした。
YUI Panel は⽇常では内装壁として省スペースに保管でき、災害時はそのまま現場で設営が可能なため、保管庫からの搬⼊出が不要です。

災害時の安全確保と搬出困難の解消
避難所開設時は厳しい気象状況であることが多く、その中で保管庫へ備品を取りに⾏くことは困難です。
YUI Panel なら、その場で迅速に、安全を確保しながら避難所を開設できるため、災害対応の確実性が⼤きく向上します。

イベントでも活⽤
⽂化祭などではブース壁として活⽤でき、平時の使⽤がそのまま“フェーズフリー” の訓練となります。
普段から活⽤することで、⾮常時のスムーズな運⽤につながります。

備蓄品の収納スペースを確保
パネルの裏⾯には、段ボールベッドや畳マットといった備蓄品を収納することができます。
避難所開設時には、短時間で居住スペースを⽴ち上げられる実⽤的な構造です。

国内⽣産と地産材利⽤
⾶騨⾼⼭での⽣産により品質とメンテナンス性が⾼く、破損や劣化があっても修理しながら⻑く使えます。体育館などの⽊質空間に⾃然に馴染む、地域産スギ・ヒノキなど環境配慮材にも対応が可能です。

お問合わせ・資料請求は下記へご連絡ください。
柏⽊⼯株式会社 建装材事業部( 古川⼯場)
TEL: 0577-73-2011
FAX: 0577-73-2012
MAIL: furukawa@kashiwa-f.com
